愛西市の蓮根を手軽に食べてもらうために生まれた「れんこんチップス」。弊社が厳選した自慢の蓮根と塩を使っています。掘りたての蓮根を薄くスライスし、短時間で一気に揚げる。それがパリパリの「れんこんチップス」を作る秘訣です。

2013年の社内メニューコンテストで優勝し、商品化されたメニュー。名古屋ウィメンズマラソンの給食としても提供されています。

チップスに使われる蓮根の品種は「ロータスホワイト」。白い花を咲かせ、水分が多いのが特徴です。

また蓮根の収穫時期は８月～翌年５月まで長期にわたります。「れんこんチップス」に使う蓮根は10月頃に収穫されたアクが少ないものです。その中でもでんぷんが多い部分を使って175～180度の油で一気に揚げます。

蓮根の風味を最大限に引き出すためにこだわったのが、仕上げに使う塩。塩の粒が大きすぎるとチップスにくっつかず、小さすぎるとたくさんつきすぎて辛くなってしまいます。試行錯誤の末にたどり着いた焼塩の味わいもぜひ感じてみてください。

「れんこんチップスを家庭で上手に作る方法は？」とよく聞かれます。弊社からの答えは「家庭ではうまくできません。」です。その理由は、手に入る蓮根の状態が違うこと。弊社では、掘れたての蓮根を使ってすぐに揚げます。産地だからできる商品なのです。

また、蓮根を美味しく揚げる秘訣は、デンプンの量にもあります。私たちは収穫時期や、蓮根の切り口、表面の色合いでデンプンの量を判断して、チップスに加工しています。収穫した「ロータスホワイト」でも2～3割しか使えないのです。

「れんこんチップス」は、毎日従業員が心を込めて揚げています。揚がり具合もベテランの職人さんがチェックすることで、いつも均一で最適な状態をキープできているのです。

また一般的に蓮根は白さを維持するためにクエン酸などの添加物を加えますが、そうすると蓮根本来の風味がなくなってしまいます。添加物を加えなくていいように、新鮮な状態で加工しているのです。