れんこんについて

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れんこんの歴史

「常陸風土記」、「延喜式」に記された歴史

現在、れんこんを食材としているのは、日本と中国などのわずかな国々。

れんこんの歴史をさかのぼると、日本には縄文時代以前から自生したとのこと。
また、大陸から海を渡ってきた歴史は、「常陸風土記」、「延喜式」に記されています。
食用としての最古の記録は10世紀になります。

れんこんの花は、有名な「大賀蓮」など知られております。

大賀蓮とは、1951年に大賀博士が遺跡調査の時に発掘した3粒の蓮の実のこと。
鑑定した結果、弥生時代のものであると判明しました。
発掘した3粒の蓮の実の発芽を試みたところ、3粒のうち1粒は芽を吹き、花を咲かせました。
このことから、2000年ものあいだ土の中で眠っていた実から開花して新たな実をつけたというのですから、生命力の強さがわかります。

ハスの花

インドでは紀元前3千年もの古い時代から、多産や生命力の象徴とされ、ハスは宗教上の関わりも深くあります。
仏教では、釈迦の誕生を告げて蓮の花が開いたとされ、絵画彫刻で神仏が乗っている台座は蓮台と呼ばれ蓮の花を象っています。

多くの寺院に蓮池がるのは、、極楽浄土は蓮池で表されているからです。

「古事記」にも「波知須」の記載があります。
花が咲いた後、実が入って大きくなった花托(かたく)は、ハチの巣に似ていることから「蜂巣」と呼ばれます。

お節料理に使われる理由

れんこんの穴は縁起物としてお節料理に使われます。
穴が開いていることで「先を見通す」という意味があり、縁起がよいとされています。

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