山田農園 れんこんちっぷ

本日は山田農園の「れんこんちっぷ」について、山田農園の山田様に商品の開発について弊社吉川と共にインタビューさせて頂きました。

対談者

株式会社山三レンコン 山田 真弘

(同席者)清水食品 吉川

以下敬称略

「れんこんちっぷ」の誕生は?

山田:うちの蓮根を納品しているスーパーのヤマナカさんから、れんこんチップスを作って欲しいという依頼があって。じゃあ清水食品さんにお願いしようかということで、企画がスタートしました。

弊社と山田農園さんとの関係は?

山田:地元なのでお互い知っていましたけど、仕事でつながるのはこのチップスがきっかけだね。

吉川:そうですね。場所は近いけど仕事の接点はそれまでなかったですよね。

山田:近いのが一番いいよね。納品するにも遠いと送料がかかってしまうから、その分消費者の方に負担してもらわないといけなくなってしまうし。近くに頼れるところがあってよかったです。

吉川:ありがとうございます。

「れんこんちっぷ」はどのように完成されたのですか?

山田:もともと清水食品さんで作っていたれんこんチップスをうちの蓮根で作っただけで、味付けなどはすべてお任せでした。

吉川:スーパーの方など流通に関わる方みんなに集まっていただき試食会をしましたが、みんな美味しいと言っていただけ味には満足していただけました。課題となったのはチップスの量と値段で、意見交流をたくさんして今の量と価格に落ち着きました。発案から完成までは半年くらいですかね。

パッケージへのこだわりは?

山田:もともとヤマナカさんでは、“山田農園の蓮根”として販売しており、その隣にチップスを並べる前提だったので、連動性があるよう分かりやすいパッケージになっています。

吉川:ご兄弟3人で写っている写真もいいですよね。

「れんこんちっぷ」へのこだわりは?

山田:れんこんは、サイズでいうとM、Sの小さめのものを納品してます。

吉川:「れんこんちっぷ」は手作業で揚げているため、直径が大きいと焦げたり揚げムラができたりするから、小さめのものをお願いしています。あとれんこんは日が経つとアクが回ってしまうため、山田さんから蓮根をいただいたらすぐに揚げていきます。揚げたれんこんは、1日おいて油を十分にきってから塩をまぶして商品の出来上がりです。だいたい収穫して3日で「れんこんちっぷ」になっていますね。

山田:1日おいてから塩をまぶしてるのかぁ。

吉川:そうなんです。ポテトみたいに熱いうちに塩をかけちゃうと油が塩をすって辛くなってしまうので。だから1日おいて鳴門の焼き塩をかけると、いい塩梅にチップスに塩がつくのです。

「れんこんちっぷ」の評判はどうですか?

山田:もっと作って欲しいという声をいただきますよ。私個人でも100個は買って、みんなに配ったり、欲しい人には個人的に販売したりもしています。10月になると、「そろそろだねぇ」と「れんこんちっぷ」を楽しみにしているお客さんから声をかけられます。

吉川:私は、れんこんチップスマニアみたいなところがあって、地方やスーパーに行くとついつい買ってしまうのですが、やっぱりうちのれんこんチップスが一番おいしいと思います。硬さや塩加減がちょうどいいですね。

山田さんのれんこんへのこだわりは?

山田:うちは私で3代目の蓮根農家です。親父の頃から有機栽培JAS認証を取得していて、今は有機栽培で3ヘクタール、特別栽培で26ヘクタールほど作っています。普通栽培のれんこんよりも甘味があって美味しいと自負しています。もっともっと、多くの人に食べてもらいたいですね。

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